こどもたちに伝えたい世界

 春ゆふべ鈴を鳴らして帰りけり 

(はるゆうべ すずをならしてかえりけり)■ 明隅(あけすみ) 玲子 



カラスがねぐらへ帰る夕方、かっては子どもたちも

家に戻った。母親も戸口に出て子を呼んだ。



昼間の人間の時間が、夜の魑魅魍魎の時間へ移行する

時間帯、それが日の落ちる夕方だった。

・・・坪内 稔典 「季節のたより」



この「季節のたより」に坪内稔典さんの紹介で、

「眼にあてて海が透くなり桜貝」(松本たかし)

が紹介されていた。



それをもとに妻とわれわれが住むこの地にも、今は自然の浜はなく、

子供の頃に海岸で、桜貝を拾えたが今はもうないという話になった。

妻は子供の頃、宝物のように集めたことなで懐かしそうに話した。

そうした目でみると次のような綺麗な句があり、ゆめとやさしさと

砂浜で遊ぶ子供の姿が伝わってくる。tosifuruさんのブログより。



「さくら貝恋路が浜に拾ひけり」(吉田冬葉)



「紀の海の波より生れし桜貝」(田畑美穂女)



「引く波の引くたび残し桜貝」(鷹羽狩行)






俳句に切り取られた世界。ちいさなできごと。

それに心寄せる人、やまとことばの世界。

感性のせかい。まごころ。

こどもにつたえたい世界だと思う。  



記:とらのこども@再掲シリーズ


 


 


ああー、冬になったばかりなのに、


春が待ち遠しい。。。


 


 


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by toranokodomo | 2011-12-16 19:24 | 指定なし  

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