未練がましく女々しい男
渡辺淳一さんが語る。「男は女々しいもの」と。
最新の小説「あじさい日記」では、日記を盗み読む40代の夫が妻の不倫を知り、
あたふたとする。毅然とした妻とは裏腹に、追い込まれる夫はずいぶん弱弱しい。
「女より男のほうが精神的に揺れやすい、ひ弱な生き物で、いざとなると腰が引ける。
雄雄しさと言うけど、男は芯が弱いから、神様は外見だけ強く作ったんじゃないかな?
逆に女は芯が強いから、外見を優しくした。
お母さんが男の子に『男らしくしなさい』と言うのは、放っておくと女になるからで、
逆に女の子は放っておくと男になるから『女らしく』と言われる。
痛みや、出血に対しても、女性のほうがはるかに強い。
さらに男は持続する単調な仕事が苦手で、生命力も弱いから、現在寿命差が7年もある。」
黙って耐えるはもう古い。
男は、未練がましく、ひ弱な生き物。(これが見出し。)
未練たらしくかつて付き合っていた女性国会議員のことを男が言うのも、
自然の姿でね。男も、女も、素直に自分を表現できる時代になればいいんです。
以上、毎日夕刊の特集ワイド 渡辺淳一さんが語るより、一部抜粋。
そういわれてみれば、「またひとつ、女のほうが偉く思えてきた。」
河島英吾の酒と泪と男と女の歌詞にもありましたね。
さて、自分はどうするか?それが問題だ。
女々しくともできることはたくさんある。
記:とらのこども
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by toranokodomo | 2011-10-17 19:11 | コラム