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共済bankという考え方

お金は経済の血液だといいますが、

実はドロドロ血で、バイキンがいっぱいで、病気の元です。



経済とは、サラサラ血のお金の世界であるならば、



例えば、100円の売り上げに対して、

最終的に100円が出て行きます。




直接材料費(原価)、人件費、設備投資、税金などです。



全ての会社、全ての個人が同様に入ったお金を出すならば

お金はグルグル回って、社会を潤し、支える道具です。



でも実際には、会社の回転資金、設備投資資金などの費用

として、借入れがあり、金利を支払います。



100億円受け取っても、金利を差し引いた分だけを社会

へ還流することになり、社会全体からお金が減ります。



だから、企業は減った分を補うために売り上げを増やさな

くてはいけないのです。同じ売り上げならマイナスです。



資本主義が成長を求めるのは、これが根本です。





私が提唱したいのは、共済保険と同じような、

共済銀行という考え方です。




家族でお金を出し合うのと同じように、共同体単位でお金

を出し合って、社会活動を支えるのです。



利益が出れば、共済組合員で分け合えばいいし、

逆に損失が出たときには、共済組合員全体で負担をします。



これは目新しいことではありません。



日本では庶民は「頼母子講(たのもしこう)」とか「無尽

(むじん)」という内輪だけの相互扶助をしてきました。



イスラームでも、中世以前のキリスト教でも、

「金利を取ってはならない」ことが当たり前だったのです。



今、当たり前と思っている、現代の銀行金融システムとは

極悪非道な、巨悪の金融世界なのです。



皆さんが、銀行や郵貯から、共済銀行へ資金を移すだけで、

きっとこの世の中は、素晴らしい世の中になります。



記:とらのこども


 


 


by toranokodomo | 2011-09-26 21:18 | 日本経済  

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