目に見えるもの
テレビで見たある番組で、
欧米人は中心にあるものを集中して見る。
アジア人は、周囲のものもよく見ている。とあった。
そもそも、目の作り自体の違う生物もいっぱいあるんだから、
同じ山、同じ森、同じ動物を見ても、違って見える。
私たちは、目に見えるものを
確かなものとして、過信し過ぎてはないだろうか。
目に見えるからある。。。それはそれで一つの真実。
でも、目に見えてないもののほうが、実はたくさんだ。
例えば、湖の畔から湖水を見れば、
見えているのは、水の表面だけなのは、考えれば分かる。
水の中の魚たちも、水草も、ごろごろある岩も、
そもそも水の深ささえも、見えていない。
人の認識もそう。
目の前のことをしっかり見ている人もあれば、
深く洞察して、10年、20年後を見通す人もいる。
見えているもの、見えていないもの。
それを知った上で、見えているものを信じる人は幸せだ。
ロシアのことわざにこうあるそうです。
「昔のことを覚えているものは、片目がつぶれる。
忘れるものは両目とも!」
本来、賢人とは時間をかけて賢き答えを出す人でしょう。
あわてない、あわてない。
ひと休み、ひと休み。いっきゅーさ~ん。
記:とらのこども
目に見えていないところに真実がある。
それを知ったときに、心がふるえるのだと思います。 entryBottom
by toranokodomo | 2011-08-25 18:19 | コラム