「幸せになる条件」
「風の中の子供」などの童話作家として知られる坪田譲治(1890~1982)さんは、
中学入試で2回、高校入試で1回、大学の進級試験で3回、計6回も落第した
という。そんな坪田さんが、62歳の頃にこんなことを言っている。
「ユックリと勉強して、ユックリと恋愛して、ユックリと年をとっていく
ことである。人生の楽しみ、自ずからその中にありである」
また、日下公人さんも「幸せになるための4つの条件」を上げていた。
1 そこそこ豊かであること
2 自由な時間があること
3 自分を発揮する場があること
4 自分自身らしさがあること
それらを考えると、いまの教育環境は、
人工肥料ばかりのひよわな促成栽培ではないかと思ったりする。
あまり急いでいては、じっくり自分自身らしさをつくることはできないだろう。
受験勉強などにわずらわされることなく、「ユックリと勉強して、ユックリと
恋愛して、ユックリと年をとっていくこと」が出来る時代は、いつになったら
実現するのだろう。
とりあえず、親自身が、子供の幸せになる条件を損なわないように、
気をつけたいものと思います。
皆さまはいかがでしょう??
お子さんが幸せな顔をしていますでしょうか。
そうであれば重畳、きっと素晴らしい子育てをしていらっしゃる。
記:とらのこども
by toranokodomo | 2011-08-16 14:18 | コラム