「蝉時雨」
6時前、ふと目が覚めて、
外から雨の降る音、そう思ってベランダへ出ると、
蝉時雨だった。
静かに降る朝の雨の音、驟雨の音と間違えた。
新聞とPCを覗いているうちに、7時半になった。
タバコを手にベランダへ出ると、
蝉時雨は、夕立のように賑やかになっていた。
新聞を見ているうちは、気付かなかった。
今日から三連休のわたし。
初日の朝。
空の青も、いつもと同じはずなのに、
うす雲ひとつひとつが、夏らしく、いとおしい。
歳を取り、やがて寒鯉などをじっと見ている。。。
というような短歌があったが、
昔は理解できないなあと思って印象的だったのが、
今は共感できるような気がするのです。
ただただ、いろいろなものをじっと観る。
ただただ、感じるままに感じる。
そんな気のする今朝なのです。
もっとも、すべては気のせいかもしれません。
記:とらのこども
by toranokodomo | 2011-07-30 07:46 | コラム