「遠い日の夕暮れ」

子供の頃を思い返せば、あんなに親しかった友人たちが

今はもうどこにいるかも、生きているかすらわからない。


 


5時半になったら家に帰る約束だったのに、あまりにも遊びに熱中して、

ついつい夕日に追われるように帰る。案の定鍵を閉められている。


 



「こんなに遅くに帰って。どこの子ですか?」 冷たく言い放たれて

「またやってしまった」と後悔する。


 


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玄関の前に立って泣き出しそうになると、しばらくしてカチャリと鍵が開く音がする。

「明日は約束まもるの?次やったら外に遊びに行かせないからね」と約束させられる。


 


家に入るとカレーの匂い。兄弟がもう食べはじめている。

口をほくほくさせて食べているうちに、もう母との約束の事を忘れかけている。


 


そんな一日一日が充実した毎日だった。


毎日怒られていたけれど、それでもふとんに入ると明日になるのが待ち遠しかった。


 


もう戻らない、あの何でもなかった日。


 


 


 


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by toranokodomo | 2013-10-27 00:01 | コラム  

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