如月の望月のころ
今宵の月は、旧暦、弥生3月の満月なれど、
来月は、うるう3月となる。
うるう3月の前月ゆえに、今宵こそが今年の
「如月の望月のころ」ならんと思いつつ、
真白き、まんまるお月様をみて思う。
それにしても、
お月様を見ると、どうしてもあの人の
ことを思い出す。
まっしろき丸いお顔の人のこと。
どうしても会いたいと思ったのは昔のこと。
淡く、そして、恋い焦がれた。
思いは伝ええぬまま、今にいたる。
心よりお幸せをお祈りしています。
記:とらのこども
清水(きよみず)へ 祇園をよぎる 桜月夜
こよひ逢う人 みなうつきしき
(与謝野晶子「みだれ髪」より)
注)さくら月夜は、与謝野晶子の造語やそうですね。
by toranokodomo | 2012-04-07 23:55 | 指定なし