日本神話 その18 海幸彦・山幸彦

海幸彦・山幸彦〈争う兄弟、山幸彦はワタツミの宮へ)



神々は兄弟同士でも争う。アマテラスとスサノオが争った。

オオクニヌシも兄弟と争った。対照的な性格の二人の兄弟が

争う話が海幸彦・山幸彦の話として知られるものである。



コノハナサクヤビメが生んだホデリは海幸彦として漁をして

生活し、ホオリは山幸彦として狩りをして暮らしていた。



ある日ホオリはホデリに、「それぞれの道具を取り替えてみ

よう」と提案した。



ホデリはなかなか承知しなかったが、ようやく取り替えるこ

とを許した。ホオリは一匹の魚も釣れずついには釣り針まで

無くしてしまった。



ホデリはそれを許してくれず、自分が貸した針を返せと言う。



ホオリが海辺で泣いていると、塩椎神〈シオツチ)がやって

きて「どうして泣いているのですか?」と聞いた。



ホオリが事情を説明すると、シオツチは、この船に乗って

海の神〈ワタツミ)の宮に行きなさい」というので、言う

とおりにワタツミの宮へ行き、ワタツミの娘〈トヨタマビメ)

に会う。



ワタツミは、すっかりホオリを気に入り、娘を結婚させた。

オホリは三年間海の国に住んだが、あるときここへ来た理由を

話した。



ワタツミは魚を集め尋ねた。そして釣り針を探し当て、兄に

これを返すときに智恵を与えた。



そして兄に釣り針を返すとホデリは段々貧しくなり、ついに

攻めてきたが、ワタツミに教えてもらったとおりのすると、


ホデリは改心し「これからはあなたの護衛になります」と

言ってきた。



ここで見る末子相続話は、古代においても、神話においても

よく見られる。


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by toranokodomo | 2011-07-23 07:02 | 日本の歴史  

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