日本神話 その17 コノハナサクヤビメ

天孫の死の起こり「はかない美の象徴コノハナサクヤビメとの結婚」



(人間の死はイザナギ、イザナミの話で語られている。しかし天孫も

また死ななければならなくなったことについてのいわれは別にある。

それはホノニニギのいかにも男らしい行動から生まれた結婚であった)



ホノニニギが地上に降りて一番先にしたこと、それは美しい女神との

結婚だった。木花之佐久夜毘売〈コノハナノサクヤビメ)という女神

は山の神大山津見神(オオヤマツミ)の娘であった。



ホノニニギがオオヤマツミに娘との結婚を申し込むと、オオヤマツミ

は大変喜び、沢山の献上品とともに娘の姉の石長比売〈イワナガヒメ)

も一緒に差し出した。



しかし姉の方は醜かったので、送り返してしまい妹のコノハナサクヤ

ビメとだけ結婚をした。父のオオヤマツミは姉のイワナガヒメが戻さ

れたことを恥じ、ホノニニギに次のように言った。



「私が娘を二人差出したのには、ちゃんとした理由がある。イワナガ

ヒメには天孫の命が石のように永遠に続くと言う願いを、またコノハ

ナサクヤビメには木の花が美しく栄えるようにと願いを込めたのだ。



それなのに天孫は、イワナガヒメを返してコノハナサクヤビメとだけ

結婚をした。だから天孫の命は木の花のように栄えるけれど、木の花

が枯れるように。天孫の命もはかなくなるだろう」



この結果天皇の命は限りあるものになったというわけである。


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by toranokodomo | 2011-07-22 22:01 | 日本の歴史  

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