日本神話 その14 争う神々

争う神々 〈国譲りを巡る神々たちの巧妙な駆け引き〉



葦原中国ではオオクニヌシが、王として国を作り上げて

いたのだが、高天原ではその葦原中国をめぐって、ある

相談が行われていた。



アマテラスが葦原中国は、自分の息子であるアメノオシ

ホミミが治めるべきであると言い出したのである。



しかしアメノオシホミミは葦原中国はひどく荒れている

と言っていくとしない。



そこで国を譲るように要求する使者を派遣することにし

た。アメノホヒを派遣したが、この神はオオクニヌシに

媚びへつらってしまい、



行ったきり三年間も音沙汰がなかった。



次にアメノワカヒコに弓矢を授けて派遣した。ところが

このアメノワカヒコは、オオクニヌシの娘のシタテルヒ

メと結婚をし、葦原中国を自分のものにしようと八年間

も高天原に報告をしなかった。



困った神々はアメノワカヒコに事情を聞きに行く使者と

して鳴女(なきめ)という雉を選んだ。雉は天から下り、

アメノワカヒコの家のそばの木に止まり、報告を何故し

ないかを問うた。



しかしこれを聞いた天の探女(さぐめ)が「この鳥は、

鳴き声が良くない。殺してしまいなさい」とアメノワカ

ヒコに言ったので、天からもらった弓矢で雉を射殺して

しまった。



その矢は天のタカミムスヒのところまで飛んでいってし

まった。自分が渡した矢が飛んできたので不思議に思っ

たタカミムスヒは、次のように言って矢を投げかえした。



「アメノワカヒコが天に背く気があるなら当たれ、そう

でないときは当たるな」 すると矢は寝ているアメノワ

カヒコに当たり死んでしまった。


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by toranokodomo | 2011-07-20 18:10 | 指定なし  

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